Loving Angels -NADIA-

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Diary

Blog 〜天使からのメッセージ〜 Best Selection

わたし

小さい頃、よく近所の男の子にいじわるされて泣いて家に帰りました。
そうすると父や母が
「泣いて帰ってくるんじゃない。
泣かされたら、仕返ししてから帰ってきなさい!」
と家にいれてもらえず、私は遊び場に戻って、
なんとかいじめっ子達を泣かそうとしました。
けれど人数や腕力に勝てるはずもなく、
また家に泣きながら戻るしかありませんでした。

少し大きくなって、中学生の時、
よく友達と授業をさぼって裏庭でたわいもない話をしていました。
今でもよく覚えています。
うららかな陽気の午後、芝生の上で
友達と三人、昨日見た夢の話や
読んだ漫画の話、流行っていた”星新一”の小説の結末、
気になる先輩のこと・・・
すぐに時間が過ぎてしまいました。
ただその頃は校内暴力が全盛でした。

高校生のときは、
学校に行くのが苦痛で勉強をしませんでした。
よく(また?)さぼっては一人、
今住んでいる湘南に東京から遊びに来ていました。
遊びにというよりは“海を見に”来ていました。
学力別クラスで、一番下のクラスに入らされ、
それが嫌で卒業の頃は一番上のクラスに
入れるように必死で勉強していました。
念願の上級クラスに入れたのですが
あまりにも短期間に成績が上昇したので
先生達から怪しまれてしまいました。

短大の頃も
「いい人」でいたくて、サークルの幹事なども積極的に
やっていました。
今思えば、私よりも向いていた人はたくさんいたし、
私自身も無理をしていたかもしれません。
でも、大人数のサークルのコンパなどを仕切ることに快感を
覚えていたし、常に必要とされる存在でいたかったのだと思います。

卒業して銀行に勤めたときは
必死で働きました。
4月入社なのに5月からは毎日午後8時まで残業でした。
でも、マンツーマンで教えてくれた先輩の期待に応えたくて、
また、就職を喜んでくれた両親の気持ちを無視できずに
血眼で仕事をしていました。
辞めてからも4〜5年の間は仕事の夢を見ていました。

結婚してからは
「いい母親、いい奥さん」でいることに自分のすべてを
かけました。
子供の学校の役員、塾の送り迎え、地域の仕事・・・
そして、私が勤めていた会社の仕事も、
すべてが全力投球でした。
どれひとつとして力を抜くことは
私が私自身に許しませんでした。
眠る間も惜しんで、仕事でもいい成績を上げて、
子供の教育もしっかりしようと思っていました。

私は特別な人間ではありません。
特に才能もありません。
それは自分がよくわかっています。
だから、それぞれの場面で頑張っていくしかできませんでした。
私は私を認めることができずに
常になんとか変わりたいと思ってきました。
自分の足りない部分ばかりに目が行き、
また人から期待されることに重きを置いて、
自らを追い込む・・・
そんなことを、あらゆる人生の場面で
いつも繰り返していました。

でも、それは
本当の私ではなかったかもしれません。
私の望んでいることに従っているというよりは
「人から望まれていること」「世間からみていい人」
ということに一番重点を置いていたからです。
それとは違うかもしれない本当の自分を
みつめることができずに、
私は私自身から逃げようと必死だったのです。

だから私が世界で一番嫌いなのは私自身でした。

そんな私がやっと自分を認められるように
なったのは、ほかでもないどん底に落ちたときでした。
経済的にも社会的にも、また精神的、肉体的にも
一番ひどい状態だったときです。

どん底に落ちて初めて、それでも死なない、
諦めない自分を知りました。
諦めない、死なないとは言っても
実際はそんなに立派なことではありません。

諦めきれない、死ぬことができない、だけ、
かもしれません。
ただ、たったひとつの小さな小さな光を
ずっとずっと先のほうに感じることが
できたのです。

そして、そんな自分を愛おしいとさえ
思えるようになったのです。
世間から孤立した私が、
それを取り巻く価値観や、ものさしから
解き放たれて、初めて“素”の私を
認めることができたのです。
世間から離れ、ようやく本物の自分と
対面したからです。
そこにいたのは、小さくて情けなくて
何もできないのに
ただひとつの小さな光を信じている
何も持っていない私でした。

そのときに、情けないはずの私は
本当の強さを知ったのかもしれません。
本当の強さとは、負けないことではないのです。
いつでも最善を尽くして、
諦めずにいることだと思ったのです。
勝ち負けの結果は、単にそれでしかありません。
だったら余計、もっと頑張ってみようと思いました。

ただそれからも、本当に多くの困難や、また苦しみもありました。
けれどそのたびに学びもありました。
だけど、私は今度は自分を好きになっていたので
前よりはずっとずっと楽になり
軌道修正もできるようになりました。

だから、いつもセッションのときに
皆さんに、こう言っています。
「私がなんとかなったのだから、大丈夫。
自分を信じてください。」

本当に心からそう思います。
人は幸せになるために生まれて来ているのだし、
そのチャンスは平等です。
天使の存在に気がついた人は
それだけでポールポジションを得たようなものです。

願いは叶うし、諦めるのは損です。
何よりも誰よりも、たくさんの守護天使やガイドスピリットに
愛され守られてる自分の尊さに気がついてほしいと。

これからも、同じ事をずっとずっと繰り返し
お伝えして行こうと思っています。

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