Loving Angels -NADIA-

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エンジェル達とのエピソード 〜マリア編〜

Vol.3-(1) 虹のレッスンの意味

女神達に、私自身が意識してはいないレベルでの願いを叶えてもらうという、かなり高度なレッスンを経験中の私にとって、一番よくわからないのが「私自身は誰なのか」ということでした。

「私はどこから来て、どこへ行くのか」ということに言い換えてもいいのですが、とにかく私はどうするのが自分にとって一番いいのかがわからなかったのです。

コンタクトを頻繁にとるようになっていた私の守護天使も、そして女神もいつも私に同じようなメッセージをくれます。
「あなたはどうしたい?あなたは何がほしい?」

正直に言えば、その時の私にとって、その質問が一番難しかったのです。
「私」が「なにをしたい」か、というよりも、「私」という人間は、「世の中」や「家族」から「なにをするひとだと思われているか」の方を優先していたからです。

ある時、生活の急激な変化に耐えられず、眠れないでいる私に女神カリが言いました。

「これから、あなたはあなたになる」

そして、マリアも、まるで聞き分けのない子供を叱るように

「そんな所で立ち止まっているのが、あなたの本当に望んだことですか?
あなたはここで涙にくれて、そして自分をかわいそうだと思うことに時間を使い続けたいのですか?あなたの行く道はもうここで終わりだと、そう思っているのですか?
あなたはもう歩けない、もう自分には力が残っていないと、本当にそう思っているのですか?」

女神カリは強くて怖い部分があることは知られていますが、聖母のやさしいイメージが強いマリアが叱咤激励するタイプだったことは意外でした。

マリアの言う事は、すべてがその通りです。

でも、私は自分をかわいそうだし、力のない存在だと思っていましたし、好きなように行動してはいても、その実、自分の人生を自分でコントロールできるなどとは思ってもいませんでした。私は自分の不甲斐なさ、そして小ささのみにとらわれていて、自分の本当の望みどころか、自分がどういう人間なのか、ひいては自分が自分らしくある、などということは恐ろしくて考えることもできませんでした。

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