Loving Angels -NADIA-

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ハイヤーセルフについて

Vol.1 ハイヤーセルフとの出会い

ハイヤーセルフ(高次の自我)に初めて出会ったのは瞑想しているときでした。(この場合正確に言えば形となって表れたハイヤーセルフとの出会いです)その時私はゆったりとした気分でソルトバスに浸かっていました。浴室の照明は全て消して、灯りはたった一つのキャンドルのみ、かすかに聴こえるように低めのボリュームで音楽を流していました。

それまで私は、ハイヤーセルフというのは「もう一人の私」と言った感覚で捕らえていましたが、初めて出会った"わたし"はまさにそういった印象でした。瞑想がうまくいっているときは、まるで「台風の目」の状態です。周りがどんなに荒れていようと、自分だけの世界です。その時の私も全くそうでした。浴室の排気口を伝って洩れてくる外の通りの車の騒音や人々の話し声、電車の音など、きっといつもと同じだったはずですが、全く聞こえてはきませんでした。

日常のあらゆる場面で天使たちと会話をすることには慣れていましたが、その時は天使と、というよりは、もっと別の存在とコンタクトが取れそうな予感がしていました。そしてその予感にそのまま身を委ねました。

初めて出会った"わたし"は、いつもの私とは違っていますが、私には"わたし"であることが認識できました。しかし言葉遣いも物腰も全く違います。例えて言うのなら、何度も何度も転生を繰り返し魂を磨き続け、ようやく完成した"わたし"といった感じでしょうか。間違いなく"わたし"でありながら、今の私とは違っています。威厳に満ちたマスターのようでした。それが紛れもない"わたし"であることに驚きを隠せませんでした。しかしあまりにも自然に、ふっと現れたので、抵抗なく受け入れてしまったという感じでした。もし派手な登場の仕方だったとしたら、とても警戒してしまったことでしょう。

"わたし"は女性でも男性でもなく、性別をあまり感じさせない存在として現れました。でもどちらかと言うと女性の雰囲気があると感じました。

"わたし"は、私の質問を待つまでもなく、私の抱いているいくつかの疑問に答えてくれました。彼女?いや、ハイヤーセルフは、全てのことが調和と均衡と平和であるということを話してくれました。個々のことが問題なのではなく、あらゆることが繋がっていて、それは調和であり、聖なる均衡であり、それが平和、愛であるということです。そして、私の中心から発する本当の望みというものが、神聖な存在と繋がっていて、それはあらゆる奇跡を起こす根本であるということを教えてくれました。それには自らも神聖な存在の一部だということを知り、その源である大いなる力を信じきることが大切だということでした。

しかしながらハイヤーセルフが一番伝えたかったことは、「エゴ」に気をつけるように、「エゴ」を見分けるように、ということでした。

私は自分を信じることから始めて、もっとエゴとの付き合い方を学ぶことが先決のようでした。どうやらわたしと「エゴ」との付き合い方には、まだまだ課題があるようです。

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