せっかく峠を越えたと思ったのに、そしてカリの力で願いを叶えてもらったのに、私には自覚がありませんでした。
ただ、ドリーンが教えてくれたようにカリの力はすごいということは実感できました。
その時は、何度も何度も女神のカードでカリが出ました。時々は「また?」と半ば呆れてしまうほどでした。そしてカリに逃げていないで、さあ!
と言われているようでした。
ある時、瞑想しているとカリが現れました。ここにあなたの座る場所があります。さあ、ここに座って。
見ると最近よくカードに出てくるダナもいました。
二人に誘われて私は大きくて、とても深く座れる椅子に座りました。
そしてダナに言われました。あなたは外側ばかりを見ていますね。これはあなたの椅子。あなたがあなただけのことを感じるためだけの椅子です。さあ、自分のことだけを感じてみてください。
そこに何回か座り、そして女神たちとのミーティングを重ねました。私はそうして、やっと気づくことができたのです。
女神の言うとおり、私は外側の「変化」や「受容」ばかりをしていて、肝心なこと「自分を受け入れる」「自分の変化」を忘れていたのです。私が私自身をありのままの姿で受け入れること、そして変化を楽しむこと、それが一番大切なのだということを忘れていたのです。
そしてカリが叶えてくれた願いは、まさに「私が私でいるために必要なこと」だったのです。
失敗ばかりしていて、いつも迷ってばかりかもしれません。でも、私は私のままでいいのです。私がまず一番にするべきことは「私を認める、受け入れる」ことです。そのことを思い出させてくれました。
私が忘れていた私自身の大切なことを、女神たちは教えてくれました。まず、「私が私でいられる」ように願いを叶えてくれ、そして自分の力で気がつくチャンスをくれました。その深い愛情と英知と力に深く深く感心し、心から感謝しました。
つづく >> 虹のレッスンの意味